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簿記会計少しづつ学んでみよう!⑭

繰延資産

繰延資産とは、既に対価の支払いが完了しまたは、支払い義務が確定し、これに対応する

          役務の提供を受けたにもかかわらず、その効果が将来にわたって発現する

ものと期待される費用の内、その効果が及ぶ数期間に合理的に配分する為

          経過的に貸借対照表上に資産として計上されたものをいう。

繰延資産穂要件

①既に対価の支払いが完了し、または、支払い義務が確定している事

②対価の支払いに対する役務の提供を受けている事

③その効果が将来にわたり発現されると期待される費用であること

繰延資産と長期前払費用

   共通点:対価の支払いが完了している事

   相違点:繰延資産はすでに役務の提供を受けている、そして財産性を有しない。

        長期前払費用は未だ役務の提供を受けていない、そして財産性を有する。

繰延資産の種類

種類内容償却期間英文

創立費設立登記までに要した費用。発起人への報酬、設立登記の登録免許税等5年inaugural expenses/promotion expense

開業費設立登記後営業開始までに要した費用5年business commencement expense/initial cost of business

開発費新技術、新資源の開発、新市場の開拓に要した費用5年research and development expenditures

株式交付費会社設立後、新たに株式を発行するために要した費用3年share issuing expense

社債発行費社債発行に要した費用社債の償還期限内

株式交付費の会計処理

①資本取引に付随する取引と捉える⇒資本から直接控除(国際会計基準)

②損益取引の捉え方⇒費用又は繰延資産として処理(我が国の基準)

社債発行費の償却方法

    原則として、利息法により償却します。

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